ドメーヌ・ド・ラ・ピエール・ラティネ・イヴォルヌ
シャブレー地区のポテンシャルを最大限に引き出す造り手
ラヴォー地区南端のモントルーからさらに南へ、ローヌ川の上流に向かって進むと、名高いワイン村、イヴォルヌやエーグルを擁するシャブレー地区があります。ジェクスさんは、醸造専門学校を卒業後、ドイツの名門ワイナリー、ビュルクリン=ヴォルフ、続いてナパヴァレーの名門ワイナリー、ベリンジャーへ。その後、やはり自分のワインを造りたいと思い、故郷でワイナリーを興されました。醸造所名のドメーヌ・ド・ラ・ピエー ル・ラティネは「ローマ人の岩」という意味です。イヴォルヌは古代ローマ人がアルプス越えをする通り道だった村で、道標の岩が置かれていたのです。ぶどうは東側の山々の南向き斜面で栽培されています。
「イヴォルヌ グラン・クリュ ピノ・ノワール」
ジェクス氏が初めてピノ・ノワールをリリースしたのは1987年。以来、ピノ・ノワールにおいては、シャスラ同様に力を入れておられます。ぶどうはイヴォルヌの「クロ・ドゥ・ロシェ」に隣接する「コート・ド・ラタン」 という区画のもの。
2015年は赤にとっても偉大なヴィンテージ。100%新樽で20ヶ月熟成させています。宝石のようなルビー色、エレガントで気品に満ちた、非常にポテンシャルの高いワインです。